「採用」という考え方について -blog-

471 views 更新日:2014年10月22日(水)

カマコンバレーの採用イベント等が終わり

IPPOMEも来期に向けた方向性を出している今日ですが

そんな中、昨日、れーじが下記のようなメールを投げてきました。

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<前略>

「採用」って言葉が、会社側が人を選定してる見たいなイメージに聞こえるけど、

それをどんなニュアンスで語ってるか分からんが、

採用って、企業とその人の価値感とか、志を合致させる作業。

で、さすがに合致しました!って就活生が全員言って全員採用しちゃったら

会社は崩壊するし、そもそも、本当に志や価値観が合致してるか分からないから、

雇用側がこの人は本当に合っているか、輝けるか最終判断下すだけであって、

その人に能力が無い!って判断して訳でもなんでもないし、

選ばなかった作業が、見下してる訳でもなんでもない。

本気で、一緒に働いて、互いの人生がよりよくなるか、

社会に価値を提供する事がイッポメで最大化するか?ただそれだけっしょ。

「いい人財」って言葉は語弊というか、認識違いの原因。

「共通の価値観・志の仲間」がある人、これからそうなれる人が一緒に働くべき。

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これは、確かな見解だなって思ったのと、個人的に大学生のときの「違和感」を少し解消できた気がする。

このメールを見て、その時はどうだったかなと、当時の自分を当てはめて、個人的なエピソード書いてみた。

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ぼくが、前職マーケットエンタープライズに入社したのは

小林社長、加茂さんの価値観(想い)と志、そして、人柄に共感したからだ。

 

就職活動当時、ぼくは、よくありがちな「自分ってなにをやりたいか(do)」病にかかっていた。

当時、内定をいただいていた会社のアルバイトをしながら

「新卒入社で、働き方や仕事を知らないやつに、自分のやりたいとをやりたいなんて、到底できないだろうな」

と、ぼくは生意気ながら思った。

 

そんな違和感を持ちながら、年を越して

ぼくは、もっと根本に大切なことがあることに、ふと気づいた。

 

それは、その会社で仕事をしながら「自分自身が、どう在りたいか(be)」を、考えることの重要性だった。

 

このことに気づいてから

ぼくは、内定をもらっていた会社から、卒業間近の1月というギリギリの中でも、入社辞退させていただいて(今でも申し訳ないことをしたと思っています)、前職の入社試験を受ける覚悟を持つことができた。

 

たぶん、ぼくは、本気で自分の人生と向き合える会社を探していたんだろうなと思う。

 

今でも覚えていることが、当時、いきなり加茂さん(役員の方)が、面接官で

面接をしているうちに、自分の想いが溢れ、感極まって涙した。

 

いま、なぜ、当時、自然と溢れ出た涙の理由を考えると

<経営者と面接を受けにきた、ただの大学生>

という立場、地位を超えた「ひとりの人」として、対等に対話ができたからではないかと思う。

そこには、「同じ志を持って、本気で一緒に働いて、お互いの人生、会社、社会をつくっていくことができるか」

ということの擦り合わせをしただけだなと。

 

おそらく、それ以上も、それ以下もないような、空気感だったのではないだろうか。

 

今でも痛烈に感じることが

「理念に共感していれば、想いを共有でき、自然とこころからの対話ができる」

のではないか、ということ。

 

それまで、多くの会社の面接を受けても、こころから涙を流しながら、本音で自分の想いを出したことはなかった。(そんなたくさん涙流したらやばいか。笑)

そのときの、ぼくの行く道は、ここしかないと腹を括れた、唯一無二の会社だっただろう。

 

だからこそ、ぼくは前職を退職するとき、感謝のことばしか出なかったのだと思う。

 

大学当時から、新卒で入社して働いて、会社の外に出る過程を振り返ると、ぼくの中で、なにも変わっていないことがあることに、最近気づいた。

 

それは、紛れもなく、常にぼくは「自分自身が、どう在りたいか(be)」

ということを、探求し続け、常にそれを軸に、いろんな判断をしているんだな、と認識できた。

 

この変わらない部分を忘れなかったからこそ、ぼくは自分の道を正々堂々、選べているのかもしれない。

 

当時、ぼくが、「自分ってなにをやりたいか(do)」ということを考えて選択していたら、おそらくこの道を選べなかったかもしれない。

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…と、ここまで書いて、なにを伝えたいかというと

【IPPOMEにとっての「いい人財」は、本気で理念に共感した人(自分の想い、志がある人(beを持っている人))で、且つあらゆる壁を超えて、「ひとりの人」として、対等に対話できる人】

が、基準になってくるのかな、と、ぼくの現段階の仮説を言葉にできた(ここまで長くてすみません)。

 

前回のブログ記事

「ぼくが、考える理念の必要性」

http://www.alones.me/shohei/archives/2014/09/181637.php

ということに関わるかもしれないけれど、改めて、自分自身の体験から、理念や想いが合致する人と、一緒に仕事をするって大切だと、腑に落ちました。

 

もちろん、やりたいことを追求するのは、ひとによっては悪くないし、問題はないと思うのだけれど

IPPOMEの採用基準の一段階目に、その項目はないと言い切れる。

 

今期の反省から、自分たちの軸をつくれそうな状態にいる気がするので、また来年に向けて、準備していこうと思います。

 

 

 

 

 

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取締役
徳満 翔平
- Shohei Tokumitsu -
平成元年8月3日、横浜生まれ、湘南平塚育ちの25歳。 大学卒業後、株式会社マーケットエンタープライズへ入社。 1年4ヶ月の武者修行を経て、2013年8月より、株式会社IPPOMEへ参画。 ミッションは、「ひとの可能性を創造する人であること」 そのために、できることを、今日も最大限やり抜きます。

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